常々雑誌で、掲載写真をもっと綺麗に出したいと思っていたので、話は目からウロコでした。(石渡真吉)
といっても、雑誌の印刷品質そのものは印刷屋さん(YOMIURI PCは大日本印刷)の問題ですので、こちらでどうこうできるものではありません。
唯一、こちらで調整できるのは、デジカメなどで撮影した写真です。
今まで疑問に思っていたことは、
「パソコンのディスプレー上で見た画像と、印刷されたものがだいぶ違うことがある」
ということです。
ちょっと仕組みを説明しましょう。
ディスプレーの発色原理は「RGB」、そして印刷物は「CMYK」です。時々聞きますよね。RGBは、色を混ぜると明るくなり白に近づきます。色は「足して」できあがります。これに対してCMYKは、色を混ぜるとだんだん暗くなり黒に近づきます。色は反対に「引いて」できます。
つまりRGBの表示と、CMYKの印字方式は異なります。
そこでRGBとCMYKの関係ですが、次のような補色の関係があります。
白−R=C (白からRレッドを引くとCシアンになる)
白−G=M (白からGグリーンを引くとCマゼンダになる)
白−B=Y (白からRブラックを引くとCイエローになる)
※右の画像を参考にしてください。クリックで拡大します。
だたし、これは理想的な関係で、印刷すると実際の色とは異なります。このためRGB->CMY変換には、プロファイルと呼ばれる補整が必要になります。
ここが、カラーマネージメントとなるわけで、各メーカーの腕の見せ所です。よくキャノンは「記憶色」といって記憶に残る色作りをしているようです。
で、「好ましい色」を出したいのですが、これをカラーマッチング(色空間圧縮)といいます。特に階調性を重視する写真は、色再現が難しいとされています。人間の肌色なんか難しい極めですね。
どうマッチングをとるかは、人の目の特徴が大きく関係してきます。
人の絶対感覚「色相(色み)」「明度」「彩度」です。
特に、
「人間は色相については鋭い絶対的感覚を持っている」
という性質があるので、ここを改善できれば色の再現性がよくなります。
具体的には、
色相>明度>彩度
ということなので、通常、私が使っているフォトショップで「色相」を中心に、あれこれ直してグッドな写真を掲載したいと思います(まあ、そんなにカンタンではないのですが)。
色相の具体的なマッチング方法については、いろいろ説明してくれましたが、ここでは省きます。
説明は、1時間30分の内容だったのですが
「色」は奥が深い!・・・と言うのが感想でした。
最後に、ちょっとキヤノンの宣伝を。
プリンターの色域を最大限活用した色再現を行い、高精度なカラーマッチングを実現する次世代カラーマネージメントシステムがキヤノンの「Kyuanos」。照明の違いによる色の見え方を補正し、見る場所に合わせて好ましく見えるような画像をプリントできる技術です。
搭載した機種は、iPF6100、iPF5100で12色顔料インクを使用。
ほんと、スゴイきれいです!


「色相>明度>彩度」に関しまして、JPEG圧縮の原理を解説した本の内容を思い出しました。
所で「レーザープリンター」は結果的に(印字物)はRGBなのか、CMYKなのか、どっちなのかなあ…?
カラーマッチングは、インクジェットよりレーザープリンターの方がいろいろ手を加えなくてはいけない特性になっているそうです。
具体的には「視覚等色相ライン」のカーブをいろいろ変えるそうです。
勉強になりました! 憶えておきます!!
(一行レスポンスで済みません)。